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作品集1

作品集1にはNo1〜No30まで掲載してあります。
各詩のプラメロナンバーをクリックするとプラムレコードのはめ込み用カラオケが聞けます。

1, いいのよ
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

いいの私の 幸せならば
浮世柵(しがらみ) 明日の人生(みち)を
涙道連れ 宿命の女
優し想いで 抱きしめて
生きて行きます 春なぞ忘れ
きっと幸せ 掴んであなた

水に流せる 昨日もあるは
消せぬ宿命も 女の生命
燃えて崩れた あの夜の夢は
明日を生きてく 灯りです
夢でなります あなたの妻に
想い出してね 忘れたころに

枝に一枚 残った紅葉
風の無い夜に 舞い散る運命
たとえ貴方に 縋ってみても
道が違うの 二人には
いいのいいのよ 私には
城が有るもの 守ってゆくは

♪プラメロ1-2♪

 
2, 狩野川慕情
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

木の香優しい 渡し舟
流れに映す 遠いあの日々
あれが香貫か 青春よ
軋む櫓のおと 水の囁き
初恋想い出 狩野川慕情

風も優しい 渡し舟
昔のままに 櫓お漕ぐ人に
そっと人生 重ね見る
潮の匂いよ 駿河の海よ
あの人元気か 狩野川慕情

揺れて川面お 渡し舟
親子で遊ぶ 愛し水鳥
小さな波にも 揺れながら

遠いあのひが 昨日のよぅに
せめて噂を 狩野川慕情

♪プラメロ1-3♪

3, 宿命なら
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

二人の絆が 出来たと嘘で
覗いた心に 冷たい風が
そんな男に 縋りつき
燃える命の 儚さを
知っていながら 待ってる私

鏡を覘けば 崩れる夢よ
女は男の 恋遊びなの
これが女の 宿命なら
この次生まれて 来るときは
私男で あなたは女
信じる空しさ 鏡に映る
煙草銜えた 横顔みれば
他人のものだと 諭しても
帰したくない 寒いのよ
小指の痛さを 知らない男ね

♪プラメロ1-3♪

4, 春待ち船で
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

流氷凍てつく 北の海
都会(まち)を逃れて 海峡越える
昨日は二人の 追われる旅が
今日は明日えの 夫婦の旅路
愛を信じて 春待ち船で

身を刺す風でも 地の果ても
心に信じた 温もり抱いて
似た者同士の 痛みは夕べ
船の上から 冷たい海え
愛に抱かれ(いだかれ) 春待ち船で
遠くに見えます 春の音
信じる幸せ 女の命
そっと差し出す 掌重ね
離しませんと 瞳で語る
愛を道連れ 春待ち船で

♪プラメロ1-1♪

5, 女のいのち
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

一度でいいのよ 乱れてみたい
肩に重たい 暖簾を降し
酒の力を 借りてでも
命一つに 重ねて燃える
女の春を 知らない私

貴男の妻には なれない私
運命(いのち)預けて 明日を生きる
少し心を 下さいね
忍び妻でも 幸せ灯り
消してはいやよ 命灯ひとつ

浮世柵 捨てられないで
縋る女の 一途な夢を
風よお願い 消さないで
そっと咲きたい 生命の限り
暖簾を守り 私は生きる

♪プラメロ2-1♪

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6, 小さなメモ
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

肩を並べた カウンターの
前の鏡に 眸を合す
見つめないでと 微笑む女「ひと」の
何故か横顔 気に掛かる
肌に伝わる 温もりが
項ほんのり 女が匂う

何を話せば 良いのやら
鏡が気になる お互いに
どちらともなく 良くある話
ふと眸を伏せた 寂しさが
男心に 炎「ひ」をつける
そっと重ねた 掌うすい

飲めぬお酒を 水で割り
恋人気分の 止まり木に
染まる項を 映して匂う
鏡邪魔ねと 云いたげに
胸の想いを 謎かけて
そっと渡した 小さなメモを

♪プラメロ1-2♪

7, 小春の涙
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

落ちる雨漏り 手桶で受ける
明日を信じた 浪花の女
肩に番傘 徳利抱き
愚痴も言はずに 小走りに
これも宿命か 女の道か
裸灯りよ 行く道照らせ

〜台詞〜
「そうかー わいが将棋止めたら
灯りの消えた通天閣かーーー そやったら
無いほうがましやがな そうか やったるがな
日本一になったるがな しんぼうしてや 小春」

握りしめてる 湯のみの酒が
じっと見つめる 桝目に落ちる
出来たこれだと 膝を打つ
泪交じりの 酒を乾し
そっと小春も 目頭押さえ
化粧忘れた 笑顔に涙

〜台詞〜
「今な小春 零れた酒が歩になりよった
と金やがな おまえのおかげうあがな 
俺 知ってるぜ おまえのお百度参り
知らないでかな  おおきにー 小春」

そっと掌「てのひら』開いて見せる
吹けば飛ぶよな 小さな駒が
小春見てくれ と金だぜ
勝負あったと 信念「こころ」みせ
二つ並べて 歩歩「ふぅふ」じやないか
春の陽が差す 路地裏長屋

♪プラメロ2-4♪

8, 信じて待ちます
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

泣いて崩れた 薄い肩
抱けば逃げてと 涙を拭いて
縋るその眼が 心に刺さる
あなたゴメンね 困らせて
そっと呟く 愛しい女

何時か二人で 歩きたい
誰も知らない 小さな町を
私一人の あなたに縋り
そんな夢見て 生きますと
俺を見上げる いじらしいひと

何時も背中に 人の目を
生きて行くのは 女の運命
辛くないはと 強がり言って
俺の言葉を 待っている
何も言えづに ただ抱きしめる

♪プラメロ1-7♪

9, 心の化粧
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

恋は見えない 心の化粧
女は変わって 行くものですね
近頃綺麗に なったねなんて
友達に言われて 手鏡見て
恋しているのと 呟く私

いつも幸せ 心に秘めて
振り向く人生 青い空
いいことだけを 道連れにして
今日お明日へ 繋ぐのよ
貴方この恋 何時いつまでも

恋は縋れば 心も曇
愛は尽くして 報われるもの
これが今では 道標です
好きよ貴方が 命です
たまに一言 綺麗といって

♪プラメロ2-1♪

10, 心の化粧
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

粉雪舞う日に 海峡越える
女一人の 未練旅
当てもないけど 思い出捨てに
追って来るなよ カモメさん
日暮れ間近の 波飛沫
羽根を濡らせば 冷たかろう

汽笛を鳴らして 港へ急ぐ
船が間近を すれ違う
泪抱きしめ 海峡越える
そんな女を 慰めに
カモメお前も 1羽なの
お帰り間もなく 日がくれる

港も見えなく 粉雪だけが
頬に止まれば 解けて散る
帰りたいよな 心が騒ぐ
明日を探して 行くたびの
心細さに 噛む指の
痛さ知らずに 海が鳴く

♪プラメロ1-2♪

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11, 生きがいなのよ
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

愛しているのに 縋りたいのに
宿命背負った 儚さを
逢えば忘れて 燃えるのに
暖簾柵 まといつく
そんな私を 捨てないで
逢っている時 貴男の妻よ

貴男は生きる 一番星よ
女が一人 これからも
いいのよこれで 決めました
一人占めには しないから
後ろ姿を 見送れば
何時か粉雪 睫に止まる

夢でもいいのよ 知らない町で
寄り添い歩く 幸せを
海辺の宿で 奥さんと
呼ばれたいのよ 夢なのよ
いつかお願い つれてって
貴男私の 生きがいなのよ

♪プラメロ1-8♪

12, 想い出の芦の牧
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

川の流れは 山峡を(やまあい)
残りの雪は 岩松山に(がんしょうざん)
松の緑が 岩肌覆い
生きる命の 素晴らしさ
宿の中にも せせらぎの音
心安らぐ 芦の牧

三味に合わせて 口ずさむ
忘れかけてた どんぐりころろ
かわい子供と 母親たちも
熱い涙が 拍手呼び
旅の疲れを 癒してくれる
そんな想い出 芦の牧

朝に驚く 雪簾
松の緑に 真綿の帽子
川の緑も 湯煙に
時を忘れて いつまでも
二人片寄せ 眺めてた
そんな幸せ 芦の牧

♪プラメロ1-2♪

13, 遅かった
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

久しぶりねと 項を染める
幸せなのかと 瞳を覗きゃ
はいと頷く 心の底に
隠し切れない 愛をみる
合わすグラスに 流した夢を
浮かべ飲み干す 他人の花よ

映る鏡に 眼が合えば
ルージュを濡らした 一雫
そっと差し出す ハンカチ握り
肩をふるわせ 咽び泣く
何処で抜いたか 指輪の痕に
男心が 渦巻き騒ぐ

いいの彼方の 気の済むままに
噛んでもいいのと 指をだす
胸に迫った その一言に
罪を承知で 抱きしめる
朝に尚増す 心の傷を
知らぬ振りして 短い夜を

♪プラメロ1-8♪

14, 伊豆の宿
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

揃い浴衣に 手を通しや
誰が見たって 似合いの夫婦
障子を開ければ 水面に揺れる
灯り女の 心を酔わす
そっと眸が合う 伊豆の宿

私貴方の ものなのと
縋れば瀬音が 乱れを誘う
短い一夜を 惜しんで燃える
月が差し込む 二人を包む
命ひとつに 伊豆の宿

笹舟浮かべる せせらぎに
行方見つめりゃ とんぽが止まる
この次逢うのも この湯の宿と
背なに廻って 甘えてみても
所詮他人の 伊豆の宿

♪プラメロ1-5♪

15, 雨の宿
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

 雨に濡れてる 紅葉にも
明日の流れを 重ね見る
これが真実の 恋いだって
露の重さに 零れ散る
あなた泣かせて 抱きしめて

風が無くても こぼれ散る
添えぬ運命の 恋い紅葉
雨よ打つなよ 宿の雨
見えぬ明日が 近くなる
せめて一夜の しのび妻

庭の明かりに 照らされて
輝く紅葉の 美しさ
雨に濡れても 朝までは
せめて散るなよ そのままで
人目逃れる 山の宿

♪プラメロ1-1♪

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16, コスモス
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

 細い体に 支えた花よ
色も鮮やか コスモスは
そっと膝折 ほほ寄せて
匂い下さい 優しさ添えて
明日に咲きたい 私は女

雨に打たれて 気まぐれ風に
細いからこそ 耐えられる
空を見上げて いるのよね
生きてゆくため 可憐に咲いて
野辺を彩る 私は好きよ

じっと見つめりゃ 愛しさつのる
蝶もひらひら コスモスに
何を語るか 羽ねを止め
何故にこんなに きれいに咲くの
問えばゆらゆら 私の胸に

♪プラメロ1-3♪

17, 俺の人生演歌だぜ
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

 俺は演歌を 道連れに
日ごと厳しい この道を
捨てたものでも ないんだぜ
聞いて下さい 唄います
人の情けに 縋って泣いて
   一人旅

何時か世に出る 夢を見て
故郷を出てから 十五年
親父お袋 元気かい
土産何にも ないけれど
せめてこの唄 鞄に詰めて
春が来りゃ

不幸重ねた 侘びさえも
出来ぬわびしい 演歌道
白髪増えたと 言う便り
演歌土産に 帰ろうか
庭のぼたんの 咲く頃までに
帰ります

♪プラメロ2-6♪

   
18, 柿田川
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

 汚れ知らない 柿田の流れ
ゆらりゆらゆら 梅花藻白く
咲いて愛らし 乙女の香り
  浮かぶ水鳥 夫婦連れ
富士の峰より 地下を流れて
尽きる事なき 湧水は

富士の恵みの 柿田の流れ
明日を映して 水面を覗く
鮎が戯れ 季節を忘れ
姿美し 色冴えて
地下に大河を 思わせながら
今日も流れる 湧水は

流れ豊かな 柿田の流れ
永い年月 数十年も
二人歩けば 水辺の花に
風も囁く 木洩れ日よ
今日の幸せ 明日も映せ
永遠に流れる 湧水よ

♪プラメロ1-8♪

19, 帰って来てよ
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

恨んでいるのに 憎めぬ辛さ
噛んだ小指の 痛さより
肌が覚えた 温りさみし
映る鏡も 冷えびえと
心の疼きを 写してる
癒してください 帰ってきてよ

灯り消しても 貴方が見える
今も匂いの 残る部屋
落ちた涙の 冷たさ添えて
疼く心を 届けたい
何も言わずに 消えたひと
馬鹿です貴男は 帰ってきてよ

夢でもいいのよ 貴方の胸で
眠りたいのに 木枯らしが
叩く窓辺に あの日の二人
酒の苦さが 連れてくる
愛をあげると 言ったひと
今でも好きです 帰ってきてよ

♪プラメロ2-2♪

20, 故郷長島ダム
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

 故郷離れて 流れる程に
浮かぶ山里 大井川
今じゃ寂しい ダムの底
夢に出てくる 若き日の
あいつ今頃 故里守り
元気だろぅか 長島ダムよ

流れに竿さし 魚を追いし
春は山菜 自然の恵み
そんな故郷 ダムの底
秋の祭りの どぶろくを
回し飲みした 青春日記
知らぬ振りして 長島ダムよ

近くて遠いは 故郷なのか
夏の夜長は 腕白どもの
度胸試しも ダムの底
山の緑は 変わらねど
里はすっかり 面影まばら
久振りだぜ 長島ダムよ

  ♪プラメロ2-2♪

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21, 好きでも駄目なの
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

 霧雨煙る 本栖の湖辺
一つの傘を 支えて歩く
揺れる心が 水面に揺れる
肩に回した 手の温もりが
お願いなんにも しないで貴方
駄目よ駄目なの 一人身だから

お願いだから 抱きしめないで
真実の愛を 知らないままに
何時か人生 四十を過ぎた
ここで貴方に 抱かれたならば
怖いの私 判って欲しい
駄目よ駄目なの 一人身だから

溺れて縋り 甘えてみたい
本栖の湖に 滑り堕ちても
いいのあげると 言えない私
きっと貴方を 苦しめるだけ
優しさだけで 包んで貴方
駄目よ駄目なの 一人身だから

♪プラメロ1-6♪

22, 思い出の粟津
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

庭の篝火 水面に揺れて
池に浮かんだ 緑か匂う
粟津湯の宿 紡ぐ夢
心癒して 明日へと
歩く人生 旅路は続く
熱い思い出 お前とふたり

香り優しい 金木犀が
松の大樹に 寄り添いながら
何を語らん 遠い日か
空を見上りゃ 覗く星
囲炉裏囲んで 演歌を歌う
生きる幸せ お前と二人

粟津湯の宿 法師と言う名
笑顔嬉しい 温もり胸に
何時か再び 訪ねたい
そんな思いで 白山へ
染まる山肌 滝の糸
夢を見るよな お前とふたり

♪プラメロ1-6♪

23, 指きり
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

強がり言った その裏に
女の寂しさ 匂ってる
春は待っても こないのに
いいのと言って 目を伏せる
そんなお前が 愛をしい
小さな酒場の 夢おんな

古い傷なら いつの日か
想い出話に なるものと
抱いたグラスの 細い指
酒では傷は 癒せない
いいの注いでよ 飲ませてと
零した涙を 手で隠す

二人を分ける カウンタ
越えてはいけない 川なのか
俺とお前が 流れ越え
その日を待つと 出す小指
じっと見つめて 絡ませる
項を染めて 指切りを

  ♪プラメロ2-2♪

24, 生き甲斐なのよ
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

愛しているのに 縋れない
  寂しい運命の 儚さを
      逢えば忘れて 燃えるのに
柵まとい 暖簾を守る
そんなわたしを 捨てないで
逢っている時 貴方の妻よ

貴方は生きる 道標なの
女が一人 これからも
いいのよこれで 決めました
他人のものでも 私のものね
後姿お見送れば
何時か粉雪 瞼に止まる

夢でもいいのよ 知らない町で
寄り添いながら 歩きたい
海辺の宿で 奥さんと
呼ばれてみたい いけないでしょうか
何時かお願い 連れてって
貴方私の 生甲斐なのよ

♪プラメロ1-8♪

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25, 待てるのに
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

何時かあなたの 心の中に
住めるその日を 信じていたが
所詮不倫「あそび」と 知りました
それが男と グラス持ち
そっと覘けば なを増す疼き
恋いの儚さ 私は女

連れて逃げてと 縋ったあの日
瞳逸らした 冷たい顔が
嘘でいいのに 優しさが
あれば明日が 生きられた
来ない春でも 女は待てる
風に散らした あなたが憎い

夢をなくした 女の人生「みち」は
未練道連れ お酒に縋る
愛が恨みに 変わっても
壁に残した ネクタイを
巻けば小指が 思い出誘う
頬に冷たい 未練の泪

♪プラメロ2-2♪

26, 大工一筋
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

男の道だぜ 脇目も振らず
スミを引く手に 心念(こころ)が宿る
ひとにゃ負けない 心意気
鉋(かんな)持つ手に 血がたぎる
女房道連れ 明日の糧に
大工一筋 俺の人生(みち)

額の汗なら 拭いもするが
曇る心に 滲んだ汗は
明日と言う日が 逆もどり
鑿(のみ)を打つ手に 夢を見て
胸に描いた 匠の技を
大工一筋 男道

朝星夜星の 修業の時代
祝い酒にも 浮かんで消える
唄う演歌に 人生を
口に出さぬが 映す酒
今の幸せ 女房のおかげ
大工一筋 夫婦づれ

        ♪プラメロ2-4♪

27, 暖簾
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

貴男おまえと 呼び合いながら
いつか流れた 人生を
笑顔見せあい 振り向けば
丁度二十歳の 春でした
俺と一緒に 歩いてくれと
幼馴染が それから夫婦

春が来たねと 顔見せ合って
富士を見上げる 幸せに
後ろ姿に 夢を見て
挙げた暖簾は 一樹です
明日に捧げる 二人の宝
心見せ合い 笑顔で守る

今日も馴染みの お客の顔と
美味しかったの 一言が
いつも支えに なったのね
色も鮮やか 一樹の文字の
暖簾広げて 換えろよ親父
差し出す息子に 思わず涙

♪プラメロ2-2♪

28, 天城しぐれ
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

暖簾があるのと 崩れて泣いて
涙拭くのも 忘れて燃えた
痛くないのと 指をかみ
せめてお手紙 下さいと
甘えて見せる つぶらな瞳
天城時雨の 伊豆の宿

切れない柵(しがらみ) 女の生命
これが私の 運命(さだめ)と言って
作り笑顔で 背中(せな)を見せ
映る鏡が 泣いている
ほつれ毛指に 挟んで巻いて
天城時雨の 伊豆の宿

彼方の温もり 生きてく灯り
こころ妻です 私のあなた
明朝(あさ)はさよなら 言わないで
笑顔残して 帰ってと

呟くような 優しい女
天城時雨は 伊豆の宿

♪プラメロ2-2♪

29, 富士山幸せ音頭
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

はあ〜富士のお山は日本一だ
  夢を希望みを 幸せつれて
頂真紅に 染めながら
昇る朝陽は 箱根から
今日も一日 元気であれと

はあ〜富士お浮かべて黄瀬川は
虹の橋なら五竜の滝よ
群れなす鮎の 鮎壷よ
跳ねる姿が 眩しいよ
 夢わ果てなく 富士のやま

はあ〜富士の恵みは 柿田川
清き湧水 梅花藻ゆれる
大河を地下に 数十年
永遠に謳歌えよ 川蝉よ
富士のお山よ ありがとう

はあ〜富士を映した 駿河湾
沼津千本 松原青く
延びる裾野の 素晴らしさ
心癒してくれる山
富士のお山は 日本一

♪プラメロ2-7♪

30, 溜息酒
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

窓の向こうの せせらぎ聞いて
座る止まり木 三年ぶりか
褪せたボトルを 支えた指に
光る指輪が 胸をさす
悔いを隠して 溜息酒よ

ポツリポツリと 言葉を捜し
作り笑顔で 想い出話
涙拭くのか 背中を見せて
時の流れが 浮かんでは
責める我が身に 滲みるよ酒が

これでいいのと 溜息まじり
君の幸せ 祈っていると
痩せた氷を 飲み干しながら
見せる笑顔に 一筋の
外は霙か(みぞれ)か 男の涙

♪プラメロ1-5♪

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岩本かおる

         
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