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作品集12

作品集12にはNo331〜No360まで掲載してあります。
各詩のプラメロナンバーをクリックするとプラムレコードのはめ込み用カラオケが聞けます。

331, くよくよしないで
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

地震津波に 沈んだ大地
愚痴や恨みで 帰らぬものを
海の青さが 憎らしい
雲の流れを 見送れば
奥歯かみ締め 涙を呑んで
昇る朝陽が 山並照らす

見えぬ絆に 見つけた明かり
明日を信じて ふりむかないで
人と言う字を 書いて消す
支えられたり 支えあい
生きる力に 笑顔を見せて
力合わせて 灯かりを点す

涙枯れても 朝陽は昇る
流す汗なら 惜しむな流せ
海の青さに 悔やんでも
見えぬ深さに 東北の
意地で見せたい こぼれる笑顔
地図を開いて 太平洋の

♪プラメロ4-7♪

332, 皆の中清水(part1)
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

ハア〜
みんな踊ろよ 時間を忘れ
富士も真っ白 浮かれておどる
箱根山並 まん丸月が
手ぶりよろしく 中清水
風に揺れてる 黄金の稲穂

ハア〜
里に菜の花 ちょうちょがとまる
やがて夕暮れ 真しろき富士が
昇る夕月 日本一の
姿写して 中清水
遠く聞こえる 御殿場線が

ハア〜
染まる黄金に こぼれる笑顔
響くエンジン 富士さえ笑顔
東久保川 西川西に
富士と箱根に 中清水
緑豊かに 優しい風が

ハア〜
ススキ波うち 真白き富士が
みんなおいでよ 踊ろじゃないの
こころ一つに 老若男女
照らす明りに 中清水
身ぶり手ぶりに こぼれる笑顔

♪プラメロ2-7♪

333, 皆の中清水(part2)
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

清き湧水 ささやくように
映る水面に 真白き富士が
月の明りに 中清水
老いも若きも 輪になって
身ぶり手ぶりに 箱根の山に
のぞく月さえ ニコニコ笑顔

みえぬ絆に 心を見せて
流れ西川 夕月浮かべ
公孫樹(いちゅう)緑に 中清水
木々に囲まれ 山神社
みんな踊ろよ 箱根と富士の
なかで幸せ かみしめながら

昔幹線 東海道も
時の流れか 在りし日偲ぶ
歳を忘れて 中清水
にじむ汗なら 笑顔見せ
おどり明かそう 日本一の
富士が自慢の みんなの里で

昇る朝陽が 真赤に染める
これぞ赤富士 みんなの富士が
里も輝き 中清水
祭り囃子も 届けよと
撥の(バチ)捌きに  飛び散る汗が
照らす明りに のぞいた笑顔

♪プラメロ2-8♪

334, 皆の中清水(part2)
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

山は富士なら 踊りはここよ
恵み豊かに 湧水 湧いて
皆おいでよ よさこい
時など忘れて よさこい
歳もしまって よさこい
月の灯かりで よさこい
手振り身振りで 朝迄も
老いも若きも 心は一つ

白い衣に 纏った富士は
里に夜明けと 幸せ連れて
心一つに よさこい
踊りましょうよ よさこい
街の明かりも よさこい
ぱっと照らして よさこい
月の灯かりに 富士さへも
笑顔ほのぼの 日本一の

流れ久保側 御殿場線が
西に西川 短い流れ
街の自慢は よさこい
いちょう見上げて よさこい
清き水湧く よさこい
大樹見上げて よさこい
笑顔見せ合い 富士の山
見えぬ絆に こぼれる笑顔

♪プラメロ3-8♪

335, 円月島(えんげつとう)
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

南紀は白浜 円月島よ
海の青さに 拳が二つ
つなぐアーチに 夕陽を覗く
笑顔驚き 見せ合いながら
緑岩肌 真赤に染めて

さざ波白浜 素足を洗う
月が照らした 小さな島よ
心見せ合い 片手に下げた
下駄を回して 駆け出す人に
何処に行くのと 水音たてて

流れる黒潮 太平洋に
古い歴史の 浪漫が見える
明日は古道の 苔むす径に
見えて隠れる 円月島を
樹間(このま)を通し 言葉も忘れ

♪プラメロ4-8♪

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336, 沖根サザエ
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

伊豆は下田の 沖合い見れば
神子元島 流れに浮かぶ
巨大サザエに 目を見はる
味は濃厚 笑顔さえ
白い灯台 岩肌に建ち
沖行く船に 灯かりをともす

水の青さに 灯台映し
緑山並 朝陽が染める
流れ神子に 群れをなす
色もとりどり 悠然と
これがサザエと 驚き隠す
伊豆の下田に 恵みを求め

歴史横目に 群れなす海へ
人も住まない 小さな島に
沖根サザエが 今日の糧(かて)
いさきぶ鯛が 近ずいて
首をかしげて 遠くへ消える
海よ吠えるな 夕陽よ照らせ

伊豆は湯の町 数有るお湯に
旅の疲れを いで湯に流し
ぶらり歩けば 味自慢
招く灯りに 誘われて
沖根サザエに 顔見合わせる
駿河湾から 太平洋に

♪プラメロ2-8♪

337, 乙女桜
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

富士と箱根に 可憐に咲いて
二輪かわいく 恥ずかしそうに
富士を見上げて けなげにも
淡いピンクに はだを染め
何も言わずに ゆらゆら揺れて
乙女桜と どなたが付けた

白く波うつ すすきの穂波
やがて緑の 大海原に
乙女桜が ちらほらと
まぶしはずかし 下を向き
お手手つないで ピンクに染まり
香り裾野に 富士高原に

富士の岩肌 たわわに小枝
風の強さに 春待つ桜
淡いピンクに ほのぼのと
二輪つながり 咲いている
心癒すか 歩みを止めて
富士の白雪 日本一と

♪プラメロ4-5♪

338, 皆の富士岡
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

箱根背にして 真白き富士を
日本一だと しみじみ眺め
里を見下ろす 貴婦人が
帽子ちょこんと 微笑を
明日は雨よと 教えてくれる
街は富士岡 歴史がかおる

海を離れて 富士山めざし
煙なびかせ 勇姿を見せた
昔複線 東海道
時の流れに ローカルに
汽笛なつかし スイッチバック
富士を眺めつ 高堤防に

響く太鼓に 笛の音つつみ
鐘を叩いて  在りし日偲ぶ
流行病の 根絶を
秘めて都へ 有志たち
吉田神社の 神輿を描き(えがき)
富士にさよなら 富士岡後に

風に揺れてる 黄金の街に
垂れた頭(こうべ)に こぼれる笑顔
浪漫探して 富士の山
裾野広々 衣着て
西は和歌山 福島東
日本一だと 見上げる富士よ

♪プラメロ2-8♪

339, 頑張れ
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

時間(とき)を選ばず 地震と津波
情け無用と 全てを奪う
海の青さを 恨んでも
空の広さに 呆然と
背中押されて 絆と運に
人の情けに 涙を拭いて

見えぬ怖さを 忘れて日々を
明日は誰にも 振向きもせず
街を眺めて この無情
水も明りも 消え失せた
そんな地獄に 我が身を忘れ
人と言う字を しみじみ知った

春を信じて 歩いて行こう
いつか笑顔に 花咲く街を
海の青さに 白い雲
胸に描いて ありがとう
抱いて生きたい 北国の春
野辺に草花 山には緑

♪プラメロ4-7♪

340, 狭山茶所 入間川
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

心やすらぐ 緑のお茶が
広い大地に 見渡す限り
都離れて 流れに癒す
川は入間の 水音が
喉をうるおす 狭山のお茶が
笑顔浮かべて 埼玉狭山

歩く水辺に 川面をのぞき
鮎の群れなす 指差す入間
瀬音白波 繰り出す竿に
緑山並 銀鱗が
笑みを浮かべて うるおすボトル
流れ優しい 入間の流れ

恵み茶所 狭山のお茶に
いつか荒川 東京湾に
自由気ままに 腕白時代
そんな思い出 浮き沈み
名前浮かべて 都の街を
狭山恋しい 緑のお茶が

♪プラメロ1-8♪

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341, 思い出
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

天祖降臨 高千穂峡に
子供心に 素足で唄う
雲にそびゆる 高千穂の
高嶺颪に 草も木も
いつか流れた 人生はるか
聞くはオルガン 思い出遠い

遠い昭和の 思い出辿る
今は名も無き 四国は愛媛
天魚(あめご)追いした 谷川も
砂ざれと云う名 無いと言う
学びし校舎 校庭までも
友よ何処と 大きな声で

子供心に 新燃え岳が
緑覆って 噴煙上げる
テレビくぎ付け 霧島に
赤い炎が 容赦なく
雨よ降るなと 大きな声を
届くはずない 心の叫び

♪プラメロ4-5♪

342, 勝浦川よ
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

杉の大樹を 見上げる空が
少年時代の 青空なのか
駆けて登った 鶴林寺
足を止めれば 振向く昭和
今日は手すりに 縋りつつ
俺の故郷 勝浦川よ

みかんの畑 小径を歩けば
口には一杯 頬ばりながら
星の岩屋か 滝の裏
そっと岩陰 隠れたあの日
あれは遠足 腕白の
今もあの日が 勝浦川よ

川面のぞけば 小鮎が群れる
淡い初恋 潜水橋に
流れも優しい 思い出よ
そっと一輪 手折って胸に
歩く足音 今も尚
今日も流れる 勝浦川よ

♪プラメロ1-6♪

343, 城山桜
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

色も艶やか 城山桜
優し流れの 狩野川沿いに
両手合わせて 頭(こうべ)をたれる
今は公園  昭和の嵐
伊豆は大仁 緑の街よ

天城水源(みなもと) 雫が集い
緑育み 山葵が匂う
春に釣竿 銀鱗躍る
流れ優しい 駿河の海へ
伊豆の狩野川 湯煙浮かべ

  まるた澱みに 佇み見つめ
浮いているよに 大きな鯉が
宙に揺れてる 人影眺め
白い岩肌 城山壁に
時の流れを 浮かべて水面

♪プラメロ4-1♪

344,  雪の里山(栗駒の絆)
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

雪の里山 見渡す限り
緑覆った 真白き雪が
絆結んで 歩く径
笑顔見せ合い 明日へと
寒さ忘れて 心を見せて
春の緑を 信じて生きる

匂う緑は 栗原町に
声も高らか 喜び見せて
風に揺れてる 水田に
知恵と汗とが 明日を呼ぶ
日毎米粉に 栗駒山も
誇り抱きしめ 望みは一つ

流れせせらぎ 心を癒す
白髪まじりに 歳さえ忘れ
笑顔こぼれる 工房に
パンは米粉と 味自慢
苦労忘れて 確かめあって
山は栗駒 錦秋の肌

♪プラメロ4-4♪

345,  男のだんじり
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

男命を だんじり一途
屋根の勇姿に 釘付けになる
右に左に 白足袋跳ねる
狭いS字を スピード出して
前と後ろの ロープが命

命投げ出し 明日を忘れ
白装束に 揃いの法被
喧騒掛け声 車の軋み
狭い街並み 疾走罵声
白いロープに 舵とる男

掟忘れて だんじり祭り
全て置き去り この時だけに
心一つに 飛び散る汗も
男命も 眺める人も
怖さ忘れて 唯ひたすらに

♪プラメロ3-3♪

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346,  二輪桜(富士桜)
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

富士や箱根の 山野に咲いて
どなた待つのか 可憐な桜
乙女桜と 言った人
二輪そろつて 下を向き
何を恥じてか 乙女の香り
富士の麓に 春呼ぶように

昔幹線 東海道も
今じゃ単線 御殿場線に
日本一の 富士の山
箱根背にして 眺めれば
生きる明日の 幸せ胸に
優し裾野に 真白い帽子

衣装替えした 自慢の富士が
西は和歌山 頂き望み
東福島   岩代に
富士が撮れたと 歓声が
ススキ白波 裾野を染める
富士を見上げて 高堤防に

♪プラメロ4-4♪

347,  飛騨の秋
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

燃える山肌 見上げて登る
今が我が世の 春だとばかり
やがて散るのを 知らずに飛騨に
紅く黄色く 命の限り
空の青さに 優しい風に
全て任すか 明日の運命

腰を降ろして うるおす喉に
白い雲さえ すべてをまかし
望む山肌 雷鳥一羽
暫しボトルを 運んだままに
時を忘れて 言葉も忘れ
心癒して 明日への糧に

下る道辺に せせらぎの音
紅葉揺らして 枝から枝へ
小鳥目で追い 行方にリスが
残る枯れ葉を 忙しそうに
上に下にと 小さな体
とめた足元 枯れ葉がからむ

♪プラメロ3-1♪

348, 尾道は故里
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

天を突くよな 石段見上げ
後ろ振向き 眺める海は
緑嶋波 瀬戸内眺め
一歩あゆんで きらめく海を
笑顔見せ合い 見下ろす石段(みちを)

石に備えの はんまあ振れば
此れは驚き ぽんぽんぽんと
ずらり並んだ 真しろき像が
何を語るか 歴史をのぞく
遠い国から 運んだ石が

海の幸やら 大地の恵み
ロープウェイで 街並み眺め
海の青さに 嶋並み街道
風に揺れてる たわわな蜜柑
味は尾道 皆の故郷


■NHK「家族に乾杯」小宮悦子さん

♪プラメロ4-6♪

349, 琵琶湖と富士
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

はぁ〜たった一夜で 琵琶湖と富士が
もっこ一つで ビックな男
富士の盛り土 両手で掬い
甲府盆地が 今もなを
峰の足跡 頷(うなずき)き見つめ

はぁ〜
瀬田の唐橋 飛沫が(しぶき)洗う
だいらぼっちが 長浜沖に
ここが仕事場 もっこに土砂を
揺れる水面に(みなも) 竹生島
水の都は 近江の国が
はぁ〜
腰を降ろして 茶目っ気ふりを泥を掴んで 太平洋に
今じゃ浜名湖 鯨が泳ぐ
土産話に 投(と)網でも
富士も帽子を チョコンとのせて

はぁ〜
歴史ゆらゆら 水面(みづも)に浮かぶ
鎧兜(よろいかぶと)の 武士(もののふ)達が
もっここぼれた ビク石奇岩
棚田水面(みなも)に ちぎれ雲
駿河小瀬戸に 藁科川も

♪プラメロ2-7♪

350, 美和町音頭
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

はぁ〜
流れ安倍川 堤防(つつみ)に沿って
色も艶やか(あで) 花びら風に
見えぬ絆に 桜を植える
心一つに 汗を拭き
明日を描いて 育てた桜

はぁ〜
唄に踊りに 太鼓が響く
皆おいでよ 桜の花が
並ぶ出店に 自慢の味が
咲いた桜は 美和桜
身ふり手振りに 見知らぬ人も

はぁ〜
緑お茶の芽 心お癒す
水は清らに 汚れを知らず
葵徳川 家康公も
これは見事と 兜(かぶと)脱ぎ
久能山から 眺めてござる

はぁ〜
山は緑に 一直線に
第二東名 眩い白(まばゆ)さ
水は流れて 駿河の海へ
笑顔見せ合い 木下で
見えぬ絆を 見せ合いながら

♪プラメロ2-7♪

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351, 富士の山
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

威風堂々 見下ろす四方に(よも)
白い衣が 威厳を見せる
昇る朝陽が 山肌染めて
遥か彼方に 海原見つめ
東阿武隈 和歌山西に

緑優しい 山並下に
恵み湧水 梅花藻ゆれる
本栖精進湖 白雲浮かべ
西湖河口 山中富士が
揺れる水面に 日本一と

昇る朝陽が 幸せ連れて
里に喜び 明け行く日々を
生きる幸せ 台地の恵み
癒し滝音 せせらぎ残し
海の青さは 駿河の海に

♪プラメロ4-14♪

352, 富士の樹空
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

はぁ〜
富士のお山は 日本一と
風に揺れてる 緑の枝が
足を踏み入れ 歴史を学ぶ
白い衣が 神秘さを
見上げうなずく 樹空の森に

はぁ〜
ぶらり歩いて  清宏 園に
雉がヒョコヒョコ 振向きながら
ついてお出でと 溶岩隋道
灯かりロウソク 腰かがめ
外は優しい 高原の風

はぁ〜
富士の恵みは いで湯に浮かべ
笑顔見せ合い 日頃のうさを
交わす言葉に 真白き姿
せめてゆっくり 癒してと
心ほのぼの 時さへ忘れ

はぁ〜
けがれ知らない 真白き富士を
白く波うつ ススキの穂波
枝をすかして 樹空の森に
日本一だと 胸を張る
仰ぐ頂 みんなの誇り

♪プラメロ2-7♪

353, (新)富士岡音頭
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

箱根背にして 見上げる富士は
日本一だと しみじみ眺め
白い衣装に 身を包み
帽子頭に 微笑を
明日は雨よと 教えて呉れる
街は富士岡 歴史がかおる

夜毎聞こえる 太鼓につつみ
吉田神社の 祭りも近い
京の都に 吉田さん
鐘や笛の音 富士(やま)越えて
使命背負って 旅発つ五人
はやり病の 消滅胸に

昔蒸気の スイッチバック
富士の峰まで 届けと汽笛
名をば留めん 幹線も
時の流れか 単線に
富士を眺めて 富士岡駅に
昔懐かし 高堤防が

富士の姿の 神々しさに
朝な夕なに 思わず下げる
いつか忘れた 有り難さ
衣装真白き 青空に
街を見下ろし 日本一の
姿変わらじ 我らの富士を

♪プラメロ2-8♪

354, 遍路道
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

何を求めて 見えない路を
白い装束 同行二人
阿波の徳島 霊山寺
杖に縋って 手を合わす
閉じた瞳に 流れた径が
追って来るよな 人生街道

遠い昔に この石だんを
後ろ振向き 指おり数え
教え信じて 仰ぐ空
生きる明日(あした)を 照らしてる
囲む大樹に 苔むす肌が
見えて来たよな 大師の姿

木立透かしに 瀬戸内眺め
迷い歩いた 始めの頃を
ノート開いて 驚きを
見えて来たよな 細い路
人と言う字に 見えない絆
運と書き添え 命と書いた

♪プラメロ4-2♪

355, 命は一つ
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

一度限りの 大事な命
運と絆も 知らずに夢を
匂う緑に 囲まれて
白いベットに 眠ってた
箱根西麓 木の香も優し
脳神経外科 夢見て眠る

明日は抜糸と 云われて気づく
何も知らずに 忘れて過ぎた
オートスチャを 膿盆に
七つ数えて 閉じた目に
運と絆に 背中を押され
命置き去り 重さも忘れ

涙ながらに 諭した看護士(ひと)が
見えぬ命に 絆と運が
思い出してと 素直さも
やっと気づいた ありがとう
夢を見ていた ベットの上で
前田脳神経外科の日々


■これは私の病院での体験談ですが、あえて明るい曲を選びました。
この入院を機に、命の大事さを痛感しました。

♪プラメロ4-7♪

356, 陸前高田の松
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

夢を希望(のぞみ)を 明日の路を
わずかばかりの 緑を残し
生きる姿を 人々に
強く生きよと 揺れながら
細い体を 至難に耐えて
いつか緑の 林を夢見

海の青さに 緑の松が
松の林を そよ風抜けて
心癒して 呉れたのに
たった一本 頑張って
海を大地を 見下ろしながら
運と命を 教えるように

白砂青松(はくしゃせいしょう)陸前高田
名勝二キロの 自慢の林
波に飲まれた 松林
たった一本 松の木が
これが現実 大地を見すえ
在りし姿を 忘れて生きる

東日本に 地震に津波
岩手宮城に 福島会津
港銀鱗 茨城に
愚痴で明日は 遠のくと
背なを押されて 歯を食いしばる
絆東北 希望を抱いて

♪プラメロ2-8♪

357, 緑の新城
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

緑新城 強兵(つわもの)共に
夢を写した 水面が揺れる
阿寺七滝 見上げれば
匂う緑に 抱かれて
歩く川辺に 魚の群れが
子供時代に 振向きながら

見つめ驚く 長篠城址
今じゃ驚く 情報時代
駿河三河に 甲州の
歴史紐解き 佇めば

流れ水面に 沈めて明日を四谷棚田に 思いを託し

両手合わした 信玄塚に
遠い昔を 偲んで仰ぐ
何処の誰かは 知らねども
仏様なら 信玄と
人の情けに 時代を偲び
学ぶ歴史に 深さを知った

歴史尋ねて 鳳来寺山
東照宮なら 家康ゆかり
明り灯して 夫々が(それぞれ)
胸に描いた 戦国の
匂う浪漫の 新城三河
歩く道には 花咲く導(しるべ)

♪プラメロ2-8♪

358, 仁淀川
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

四国三位の 仁淀の流れ
山の峰峰 雫(しずく)を集め両手合わせる 石鎚に
土佐の高知は 仁淀川
アメゴ釣りする 水面(みなも)を染める匂う緑が そよ風誘う

恐るお恐るに 大引割と
小引割りやら 大地の割れ目
匂う歴史に 溜息を
首を傾(かし)げて 頷けば
仰ぐ青空 流れる雲に
どこへ行くのと 心で叫ぶ

水面すれすれ アカイシノウエ
高い所に 飛び込み台が
遠い歴史は 天然の
飛沫飛び散る 仁淀川
遊泳場に 思い出抱いて
瓢箪桜を 瞼に映し

見張る棚田に 言葉も忘れ
屋敷支えた 先人の知恵
白い化粧に 侘しさが
風も鳴いてる 厳しさを
そっと振向き 谷間のながれ追えば歴史が 昨日が見える

♪プラメロ2-8♪

359, 裾野の春
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

箱根芦ノ湖 駿河の海へ
峰にトンネル 数百年も
箱根西麓 深良川
知恵と汗とに 松明(たいまつ)を
胸に描いて 明日(あした)の村を
箱根神社に 幕府を説いて

須山浅間 大樹を仰ぐ
枝の向こうに 真白き富士が
野辺に桜が 咲き乱れ
無事を祈って 頂きを
木の葉隠れに 眺める富士が
日本一だと 頷きあって

富士の巻き狩り 頼朝公が
獲物追い出す  兵(つわもの)達が
井戸をのぞけば 揺れている
十里木高原 在りし日が
今じゃ戦車が 轟音残し
空にジェットが ススキが揺れる

♪プラメロ4-7♪

360, 栃久保の棚田
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

流れ木曽川 栃久保棚田
緑浮かべて 岩肌洗う
昇る朝陽が 石垣を
棚田石垣 数有れど
昇る階段 顔見合わせる
人の知恵とは 言葉も忘れ

岐阜は笠置の 集落なれば
人の情けか 絆のせいか
永い年月 石を積む
谷のせせらぎ 命水
歴史重ねて 棚田を築く
風に揺れてる 頭をたれて

保水浸透 地下えと貯蔵
意識忘れて 生物育て
宝物だと 長老が
頭(こうべ)垂れてる 稲穂にも
添えた手のひら 見合す笑顔
青い流れに 紅葉が映える

笠置山から 麓を染める
汚れ知らない 真白き雪が
棚田うっすら 染めながら
真綿敷き詰つめ 行く秋を
やがて緑の くる春信じ
風に鳴いてる 見上げる山を

♪プラメロ2-8♪

岩本かおる

         
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