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作品集5

作品集5にはNo121〜No150まで掲載してあります。
各詩のプラメロナンバーをクリックするとプラムレコードのはめ込み用カラオケが聞けます。

121, あなたの笑顔
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

近頃綺麗に なったねと
言われて鏡を 覘くのよ
そっと貴方の 名を呼んで
恋のせいよと 答えるの
愛は女を 変えるのですね

愛しているのに 立ち止り
真実の心を 知りました
あの日電話が 無かったら
きっと今頃 泣いてます
今もあの声 覚えています

夢見る年でも 無いけれど
尽くして上げたい そんな人
山の木陰に 咲いている
白い芍薬 膝を折り
そっと頬寄せ 笑顔を添えて

♪プラメロ1-3♪

122, 三島訪ねて
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

噂尋ねて 三島の街を
捜し歩けば ネオンも咽ぶ
ここら辺りが 広小路
流れ哀しい 広瀬川
恋の儚さ 未練じゃないと
俄か雨降る 黒髪濡らす

きっと逢えると 三島の街を
歩く女に 枯葉が脚に
そっと拾って 胸に抱き
これも思いで 諭してる
恋の儚さ 責めるな風よ
いいのいいのと 本町辺り

水の流れは 三島の街を
長い黒髪 手で梳きながら
映る水面に 一粒の
未練哀しい 恋の夢
抜いた指輪を バックに仕舞い
これでいいのと 三島の女

♪プラメロ1-6♪

123, 女は違うの
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

お願い何にも 聞かないで
貴方のせいでは 有りません
許してね許して 迷っていたの
いつも受話器を 取れないで
耳を塞いで 見つめていたの
今日は迷いが 吹っ切れました

泣かせて下さい この胸で
貴方の私に 夢づくし
私一人じや 生きられないの
皆貴方に 上げるから
女心を 責めないでよね
優し心が 身に滲みわたる

男と女は 違うのよ
全てを時雨に 流したの
この胸ときめき 貴方のものよ
きっと好みに 成るように
生まれ変わって 尽くして生きる
小さな幸せ 下さい貴方

♪プラメロ1-2♪

124, もう五年
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

背なから回した 掌が
風を誘って 髪に乱れを
梳いた手櫛の 指を噛む
貴男憎いは 火を付けて
脆い心に 忍び入る
白い薄の ああ 乱れ花

抱きしめ囁く 言の葉に
遊び心が ちらりと覗く
指の動きに 目を閉じて
暗い海へと 堕ちてゆく
いいの上げると 口走り
夢を枕に ああ 縋りつく

添えないこの世の 運命花
罪を忘れて 重ねて五年
忍び湯の宿 一夜妻
誰が見たって 夫婦でも
朝に他人の 風が吹く
妻という字が ああ 欲しくなる

  ♪プラメロ2-2♪

125, 湖畔の女(ひと)
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

朝靄煙る 湖に
昨日の夢を 捨てに来た
涙も枯れた 女が一人
長い黒髪 握りしめ
無情の運命(さだめ)渚に埋める
抜いた指輪を 湖畔の女よ

時雨れて煙る 山並みを
眺めてそっと 眸を閉じる
夢を見たのか 叶わぬ恋の
何故に散ったと 問いかける
信じる虚しさ 流れに押され
一人寂しく 湖畔の女よ

波打ち際を 濡れながら
冷たさ忘れ 映す影
後ろ姿が 揺れている
恋の儚さ 抜け殻を
恨む事さえ 忘れて歩く
春はいつ来る 湖畔の女よ

♪プラメロ1-1♪

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126, 幸せだよ
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

春の野辺には 誰待つスミレ
白い芍薬 木陰に匂う
二人で歩いた 峠の路は
小鳥の歌声 夫婦づれ
早いものだね 三年前だ

月に照らされ 夜露に濡れて
萩の小径が 二人の世界
男の幸せ 忘れて遠い
いいのと瞳を見りゃ 頷いた
早いものだね あれから五年

紅葉舞い散る 谷川渡る
丸木橋には 思案にくれた
今では 笑って 話せるけれど
二人を見つめる 親子鹿
逃げる術なく 抱きしめあった

♪プラメロ1-5♪

127, 女の詩
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

抜いた指輪の 傷跡隠し
ボトル支えた 細い指
薄いルージュに 哀しさ秘めて
注いだお酒に 花びら浮かべ
恋の終わりの 未練花

お酒の力に 縋っているの
そんな女と 眼を逸らす
長い黒髪 噛みしめながら
映るグラスの 思いで捜す
帰る筈ない 人の夢

命上げても 良かったものを
愛を信じて 居る内に
何も知らずに 眠れたものを
ご免愚痴なぞ お酒のせいね
忘れたいのと 目を閉じる

♪プラメロ2-1♪

 
128, 山の湯慕情
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

人目を逃れる 二人の旅は
日暮れ間近の 伊豆の海
巡り逢うのが 遅かった
そんな二人の しのび宿
潮の匂いが 湯の香に溶けて
胸を合わせる 山の湯慕情

死ぬほど好きよと 崩れるように
胸に埋める 肩を抱く
せめて今夜は 一夜妻
古い暖簾を 忘れても
愛し合っても 結べぬ絆
湯煙儚い 山の湯慕情

一生一人で 生きると閉じる
瞳哀しく 震えてる
これが二人の 運命(さだめ)だと
抱けば待ってと 手を解き
消した明かりに 仄かに揺れる
伊豆のさざ波 山の湯慕情

♪プラメロ2-2♪

129, 自分の為に
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

広いこの世に たった一つの
大事なものは それは命よ
無限の未来 待つものを
奪うな摘むな その命
目を閉じ胸張れ 空仰ぎ
心鎮めりゃ 世界が見える

人と言う字は 支えられたり
支えて生きる それが人間
誰にもあるは 迷い道
そっと佇め 胸に問え
行く道そこに 見えてくる
人の幸せ 我が幸せが

生きて行こうよ 命限りに
耐えるも泣くも 人の運命よ
一人の世界じゃ 無いことも
胸に仕舞って 歩こうよ
歩いちゃいけない 道もある
それが人間 自分の為に

♪プラメロ1-8♪

130, あなた来ないで
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

貴方にお願い 来ないで欲しい
とても辛いの 別れた後が
日陰の花だと 分かっていても
妻という字が 憎くなる
愛は女を 泣かすのですね

貴方にお願い 来ないで欲しい
帰したくなる 辛いの私
夜更けの街えと 吸われて消える
影が見えなく 成ってから
愛の苦しみ かみしめ泣くの

貴方にお願い 来ないで欲しい
又逢うその日 待つのが辛い
夢でもいいの お帰りなさい
そんな言葉を 独り言
愛は女が 耐えるのですね

♪プラメロ1-1♪

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131, 逢いたい女
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

上り列車を 見降ろせば
風が思い出 置いて行く
裾を乱して 追ってきた
ガラスの向こうに 泣きながら
故郷恋しい 逢いたい女よ
切れた絆を 手繰れば遠い

松の緑の 砂浜に
後れ毛押さえた 白い指
海の匂いよ 襟足よ
妻という字を 砂に書き
膝に崩れた 逢いたい女よ
遠いあの日を 詫びても遅い

梅の香匂う 早い春
人目偲んで 春雨に
濡れた黒髪 そっと拭き
一輪胸に そっと差す
この手押さえた 逢いたい女よ
せめて噂を 噂が欲しい

♪プラメロ2-2♪

132, 心に咲く花
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

どうせ一度の 人生だもの
明るく楽しく 暮らしましょう
歌は心の 良薬ですよ
手拍子下さい 唄に添え
さあさ皆で 唄いましょう

どうせ短い 人生ならば
くよくよしたって 朝は来る
歌は心に 咲く花ですよ
憂さも飛びます 手拍子に
さあさ皆で 唄いましょう

どうせ二度ない 人生だもの
願いは一つよ 幸せに
歌は心に 涌く雲なのよ
果てない青空 夢乗せて
さあさ皆で 唄いまいょう

♪プラメロ2-7♪

133, おんな
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

微笑(えがお)おんなの 心を包み
今日も灯りを 点す
か細い体に 秘めている
生きる明日の 道しるべ
そんな女の 目をのぞきゃ
 見つめないでと はにかむ笑窪

揺れる暖簾が ガラス戸叩く
すぐに止むはと 酒を注ぐ
ハッとするよな 仕草見せ
染めた耳たぶ 手で覆(かくし)
男心を 呼び覚ます
肴代わりに 飲み干した

今日もお出でと 暖簾が揺れる
何故か素通り 出来ぬ今
肩を並べる カウンターの
中に割り込み 持つボトル
注いで注がれて 夜が行く
時の流れを 忘れたい

♪プラメロ1-8♪

134, 許してね
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

そっと隠れて 見送る夜汽車
デッキで私を 捜してる
貴方の故郷で 暮らすはず
心変わりじゃ ないのよと
一言せめて 伝えたい

貴方許して 恨むでしょうね
この街離れて 暮らせない
柵(しがらみ)絡んだ この身です
暖簾守って 生きて行く
諭して生きる 女道

つれて行ってと 甘えたあの日
嘘じゃなかった 指切りも
疼くこの指 この胸が
どうか幸せ 見つけてね
思わず合わす 手に涙

♪プラメロ2-1♪

135, 女の城ヶ崎
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

躓き(つまずき)よろけた 女の小径
未練を拾いに 城ヶ崎
愛して零れた 恋いの夢
流れる黒髪 涙で噛めば
行く夏惜しんで 蝉時雨

貴方に会えそな 女の小径
吊橋悲しい 城ヶ崎
思いで切ない 伊豆の海
襟足押さえる 小指に残る
吐息の熱さよ 憎いひと

木漏れ陽潮騒 女の小径
二人の思いで 城ヶ崎
体を預けた 岩陰に
淋しく咲いてる 姫かんぞうよ
私と同じ 運命花

♪プラメロ1-4♪

 
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136, 泣くだけ泣いて
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

霧が哀しい 御殿場は
見えぬ心を 遠くする
涙色した 夜霧の中に
せめても一度 抱きしめて
嘘で明日が 生きられるのに

愛は哀しい 霧の中
訪ね歩いて 濡らす頬
女未練と ネオンも笑う
いいわ貴方を 責めないわ
馬鹿な女と 我が身を責めて

過去はいらぬと 言ったのに
苦労道ずれ 二人道
そんな気休め 心に残し
罪な人です 憎い人
いいの運命と 泣くだけ泣いて

♪プラメロ2-1♪

137, 私の人生演歌です
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

人生いろいろ あるものですね
泪で霞んだ 道しるべ
霧の彼方に 背中を見せて
見えぬ心の 儚さよ
何故と問えない もどかしさ
いいの演歌を 道ずれに

見る人さえない 真昼の月よ
流れる雲も 散りじりに
これでいいのと 呟きながら
責める我が身に 明日を見て
唄う幸せ 抱きしめる
今日も演歌を 道ずれに

信じて砕ける 儚い夢も
笑顔忘れず 来る春を
きっと来るはと 我が身に諭し
何時か広がる 人の輪に
嬉涙の ある事も
何時か忘れて いた私

♪プラメロ1-2♪

138, 赤穂武士
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

京の祇園で 呆けて遊ぶ
赤穂浪士は 腑抜けた武士と
人の噂も 覚悟の上だ
誰がこの腹 見せようか
男大石 高いびき

時は来たりと 集いし我ら
目指す敵(かたき)は 上野介
在らぬ殺生 するではないと
主税ぬかるな 皆続け
武士の本懐 今の世に

四十七士が 本懐遂げて
口で云えぬが 艱難辛苦
心情(こころ)明かせず 妻子も捨てて
昇る朝陽に 散る涙
行くぞ高輪 泉岳寺

♪プラメロ2-3♪

139, 男の道
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

海の青さと 男の胸は
見えぬ深さに 人は酔う
風が無くても 白波立てる
浅瀬小舟も 遠廻り
決めた行く道 振り向くな

空を見上りゃ 迷いも消える
愚痴は零すな 男なら
酒に縋れば 心は曇る
希望(のぞみ)大きく 胸に秘め
決めた行く道 一筋に

狭い道なら 待つのも男
心安らぐ 一時(ひととき)を
見栄や強がり 明日が逃げる
風よ吹くなら この胸に
決めた行く道 男なら

♪プラメロ2-3♪

140, 涙の傷跡
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

逃げてもいいのと 涙を浮かべ
男のこころを 捜してる
かえる言葉は わかっていても
信じ切れずに 我が身を責める
女は運命に 耐えて泣く

紫陽花みたいに 器用に咲いて
遊びで恋して 見たいもの
駄目ね女は 真実に懸けて
恨む事さえ 忘れて縋り
逃げてく幸せ 追って泣く

涙の傷跡 隠してみても
グラスに映した 疵の数
今日もあの人 指折り数え
酒の苦さに 崩れる夢を
女は哀しい 恋に泣く

♪プラメロ2-1♪

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141, あなた捨てないで
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

お酒の力を 借りながら
燃えても所詮 徒花と
知っているのに 引き止める
女心の 哀しさを
映す鏡に 薄い紅を引く

心欲しいと 縋っても
見えない明日に 来ない春
逢えば別れが 辛いのに
追えば切ない 遠ざかる
愛は哀しい 霧の向側

明かりを消した 窓辺から
見送る背中 他人(ひと)のもの
愛をかさねて 覘いても
いつも空振り 胸のうち
離したくない あなた捨てないで

♪プラメロ2-5♪

142, 阿波踊り
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

大空揺るがし 鳴り物響き
連の提灯 高く舞う
踊る阿呆に 見る阿呆
何故か気を引く 掛け声に
覗く口元 愛らしい
揃い浴衣の 艶やかさ

女だてらに 鉢巻締めて
男踊りの 素晴らしさ
腰の印籠 目立ってる
足の捌きも 軽やかに
三味に笛の音 鐘太鼓
届け夜空の 果てまでも

桟敷明々 眉山も浮かぶ
可愛ちびっ子 連の前
目を奪われて つい拍手
これぞ正調 阿波踊り
踊る阿呆に 見る阿呆
暑さ忘れて 阿波踊り

♪プラメロ1-8♪

143, 人生列車
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

各駅止まりの 人生列車
乗り継ぎながら のんびり旅も
海の青さに 人生重ね
一人気儘の 乗り降り自由
知らない人との 話も楽し
お元気でねと 背中を見せて

前と横とに 三人連れは
お国訛りで 見えない話
此処は秋田か 車窓の海は
波が砕ける 岩肌に舞う
山は緑の 白神山地
ここら辺りで 途中下車

喧騒逃れて 緑の匂い
長い人生 振り向きながら
見上げる大樹に 耳寄せながら
囁く様な 優しい音が
命運ぶか 見上げる枝に
今日の幸せ 頬ばる弁当

♪プラメロ1-8♪

144, 尽くしたいの
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

解けぬ柵(しがらみ)宿命の女
心の澱み 流してくれる
全て忘れて 貴方のおんな
短い逢う瀬が 命火よ
少し分かった 酒の味
幸せ抱きしめ 明日をいきる

手鏡(かがみ)覘いて 乱れ髪(げ)梳けば
煙の流れ 人差し指で
遊ぶ無邪気な 貴方が愛し
振り向く私を 抱きしめて
離さないよと 耳元で
囁き酔はせて 夢の世界へ

尽くしたいのよ 女の夢ね
世間じゃ強い 女というが
肩の暖簾が あるからなのよ
心の支えが 欲しかった
少し我がまま 聞いてよね
私の命は 貴方のものよ

♪プラメロ1-2♪

145, 人生峠の出逢い径
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

人生峠の 出逢い径
これが運命と 結ぶ手に
優しい温もり 見つめる瞳(ひとみ)
共に侘しさ 味わって
そんな二人が 巡り逢う
朝に笑顔の 夫婦になろう

人生峠を 超えた今
今日を明日を 生きるため
心互いに 見せ合いながら
物も言いよで 角が立つ
これが二人の 道標
人もうらやむ 夫婦になろう

人生峠に 咲いた華
下り道なら なをさらに
急がず転ばず 振り向かないで
唄う演歌に 花が咲く
胸に幸せ 抱きしめて
人が見つめる 夫婦になろう

♪プラメロ1-6♪

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146, 女のつぶやき
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

男の優しさ 女を酔わし
信じて恋して 夢を見て
いつか虜の 暗い海
せめて残り火 消えるまで
出かかる言葉 飲みこみながら
背中に廻れば 頬に冷たく

私は貴方の ものよと言えば
何も言わずに 抱きしめる
揺れる心の ともし火に
貴方私の ものじゃない
それでも待ちます おんなでいいの
ちょっぴり心を 置いていってね

夢でもいいのよ 遠くの宿で
貴方の名前の その横に
妻という字を 書きたいの
抱かれ燃えても 帰る人
虚しさかみしめ 鏡を見つめ
この次いつよと 一人つぶやく

♪プラメロ1-2♪

147, 性(さが)
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

死ぬほど好きで あまえても
見えない明日 もどかしい
知らぬ振りして 女を酔わす
遊びじゃないよと 言われても
しのび妻です 短い夜の
これがさだめの 女です

重ねる罪に 怯えても
溺れて堕ちて いく程に
何故かあなたが みえなくなるの
こんなのいやよと 言いかけりゃ
口をふさいだ あなたが憎い
これが女の 性なのね

そっと静かに 出て行って
夢の続きを 見たいから
抱いた枕の 移り香よりも
残り火疼く 夜明けがつらい
愛があるわと 強がり云って
眠るふりして 瞳を閉じた

♪プラメロ1-2♪

148, 三年過ぎて
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

褪せたボトルを 支え持つ
紅差し指には 指輪が光る
話す言葉の 接ぎ穂がみえず
溜息ついて 飲み干せば
逸らす眸は 三年まえの
背中を向けた あの日と同じ

手繰り寄せたい 切れた糸
遅かったのよと 責められたいと
そんな男の 狡さが疼く
見つめないでと 呟いて
光る涙を 拭いもせずに
一月前よと 指輪を覆う

それでいいのさ 御目でと
合わしたグラスに 男の涙
煙滲みたと もみ消す煙草
窓を時雨が 叩いて騒ぐ
時計見つめりゃ ボトルを開けて
すぐに止むをと 注ぎ足すボトル

♪プラメロ1-2♪

149, 山の湯に
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

見えない明日が つらいと泣いて
胸で甘えた あの日のお前
肩を抱き寄せ 俺までも
そんなあの日を 捜しても
雨が冷たく 背を叩く
面影偲ぶ 山の湯の宿

せせらぎだけが あの夜と同じ
泣いているよに この身を責める
この指噛んで 泣きじゃくり
添えぬものなら あの世でと
言ったお前が 眼に浮かぶ
あの日のお前 山の湯の宿

今度生まれて 来るその時は
汚れ知らない 女のままで
小指絡ませ 泣いたやつ
谷の瀬音も もらい泣き
妬けに滲みるぜ 苦い酒
思いでなのか 山の湯の宿

♪プラメロ1-8♪

150, 恋ざんげ
作詞:岩本 かおる  作曲:竹見 さとし

どうして惚れたか あんな男(ひと)
別れた後の 恋ざんげ
嘘でいいのに はぐれ鳥
髪の先まで 染み付いた
匂い消してと 呟いて
指輪の疵跡 噛んで泣く

流れよ運んで 海までも
砕けた恋なら 破片(かけら)まで
忘れたいのよ 消したいの
綺麗過ぎます この川で
心洗って 呉れますか
女の全ても 流してよ

縋って甘えた 日もあった
嘘で飾った 恋でした
知らん降りすりゃ 生きられた
愛し過ぎたの 馬鹿でした
今度生まれて 来る時は
も一度恋して 見たいわね

♪プラメロ2-2♪

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岩本かおる

         
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